保守的な発想、伝統的な発想 

ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒 (講談社+α新書) 伝統とは一般に人間の行動、発言、思考を支える歴史的に培われてきた制度や慣習、価値観のことです。保守が伝統を重視するのは、個々の事例における先人の判断の集積と考えるからです。 復古主義は過去の一時期を理想郷とみなす。「あの頃は良かった」「あの頃は正しかった」ってやつですかね。 保守が過去を重視する理由は、未来につなぐためで、その接点である現実を重視する。つまり、「現実」を見るからこそ、現実に運用されて来たことや、今そこにある現実を重んじる。 西園寺くらい現実主義者になると、「これ何の役に立つの?」と思い、中学数学から疑い始めてポイし始める。いやいや、数学は現実に運用されて来ただろ、とお思いだろうが、多分、古代エジプトでピラミッドの設計に幾何学的な発想を使っていた・・・みたいな実用的なルーツがある流派と、暇人たちが概念遊びしていたみた

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